平成23年度老人大学一般教養講座
[2018年9月28日]
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高齢社会がクローズアップされている現在、老後を快適に過ごすために、私たち自身がしなければいけないことが山積みされていること、今こそ私たちは生きる技を身につけ、さらに自分を磨いていくために学習(広い意味での)を続ける必要があるということをお話しいただきました。
熟年の生活の術を先生オリジナルのカルタ句で学んだ講
演でした。
現在、テレビで放映され話題となっている「江」の人物像や生涯についてお話しいただきました。「江」は以下のような女性であると述べられました。(1)強い女性(2)忍耐力のある女性(3)小柄で可愛い女性(4)受胎能力に大変優れた女性(三度目の結婚で二男五女を授かる)(5)実務的で、現実的な女性(和歌や書という分野においては母であるお市の方や姉茶々に及ばない)(6)後世の歴史から見ると華麗な生涯を送った女性(夫・長男は征夷大将軍、末娘は中宮、初めての女は関白夫人、孫は江戸期最初の女帝、孫二人は家綱と綱吉将軍となる)など。
そして最後に「江」の生き方を通して、女性はまったくもってしたたかな生き物であることがわかるとしめくくられました。
腹式呼吸(お腹をふくらませてする呼吸法)は人の健康長寿に欠かせない呼吸法であり、腹式呼吸を実践することで人はこころ豊かな人生を幸福に生きることができるとお話しされました。「七つの子」「故郷」「ふじ山」「紅葉」「故郷の空」「青い山脈」「赤とんぼ」などみなさん馴染みのある童謡をお腹をふくらませて呼吸するよう、意識しながら歌いました。
いのち・自殺・児童虐待をテーマにした「クリームパン」という人権啓発映画を見ました。また、自殺者が調査開始から13年たち年間3万人を越えた(1日約90人)というお話し、児童虐待の通報件数が10年前は年間6,000件だったのに対し、現在は50,000件となった(児童虐待に対する認識が増えてきた)というお話しを聞きました。「いのち」を軽視する現代社会は私たちが便利さや豊かさを求めてきた結果であり、私たちはそのことに気付き、立ち止まって反省しなければならないということ、そうすることで「人権力」を高めることができるとお話しされました。今一度「いのち」を大切にする生き方をしなければならないと思いました。
世の中で長生きされている方はいろんなことにくよくよせずに何か一つの趣味を持っておられる。「ぼけたらあかん そのために 頭の洗濯生きがいに 何か一つの趣味持って せいぜい長生きしなはれや」と、年をとるとくよくよせずに何かにチャレンジすることが大事というメッセージをいただきました。
また、参拝の仕方もお話しいただき、「祈りをする時は鈴を鳴らすこと(鳴るまで行う)」、「参道は真ん中を通るのではなく、左か右側を通ること」というふうにアドバイスいただきました。
各部対抗で「風船旅行」や「関所やぶり」「だるま落とし」といった競技を楽しみました。イスにすわってお尻で風船をわる「ケツ圧測定」では、ケツ圧が低い方がおられたのか?
風船がなかなかわれず、四苦八苦された方もチラホラ見受けられました。全員で手をつなぎ一列になってフラフープをゴールまで送る「みんなで輪ッハッハ」では、その競技名のとおり、みんなで楽しく笑ってわきあいあいとフラフープを送っていました。
人生の本番を心豊かに生きるための五つの処方箋についてお話しいただきました。(1)小さな喜びを大事にすること(大きい喜びをつくることはない)(2)生き生きと心の通う人間関係を作ること(3)心を燃やして生きること(何かに心を燃やすことが大切である)(4)辛いこと、悲しいこと、どうにもならぬことは神様仏様にお任せすること(5)いのちの温もりを感じながら生きること(生きていく温もり、感謝の気持ちを持つ)以上が五つの処方箋で、最近それに「一日一日を大事に生きること」「心の詩を読むこと」この2点も心豊かに生きるためには必要であるとお話しされました。
スタウスの皆さんから交通事故防止のお話しをお聞きした後、兵庫県警音楽隊の皆さんによる演奏をお聴きしました。冬のメドレーや昭和の懐かしい曲の演奏もあり一足早いクリスマスプレゼントをいただきました。
昨年に引き続きご講演いただきました。今回は冬の健康管理と題して、「風邪」「心不全」「脳卒中」「不整脈」について東洋医学的解釈でご説明いただきました。また、実技として肩こり、首痛、頭痛、眼精疲労、膝痛などのつぼをお聞きし、治療法もご指導いただきました。
ご自身の体験談を交えながら、これからの人生についてご講演いただきました。ご自身は40歳でがんを患らわれ、がん宣告当初は、不安と恐怖の日が続いたとのことでした。しかし、不安におびえる自分を見つめ直し、「がんであるのに、がんでなければと願い、早く治る病気でないのに、早く治ればと祈り、事実から逃れようとするから不安が生まれるのだ」と考えられました。その後は、がんを認め、がんと「添い寝」することに決められ、不安と恐怖がなくなったというお話しをされました。
一回限りの人生、くよくよ考えるより、今日一日を心かろやかに生き生きと生きることが大事で、「毎年今年が一番いい」という前向きの姿勢でこれからの人生を幸せに生きてくださいというお言葉をいただきました。
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